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株式会社プリズミック
代表取締役社長 早川政章氏
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後編 Page
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鬼才異彩バックナンバー
株式会社プリズミック
所 在 地:東京都港区南青山4-1-9 秋元南青山ビル5階
TEL:03-5770-4751
事業内容:不動産コンサルタント業 不動産管理事業
U R L:
http://www.prismic.co.jp
今回の鬼才異彩は、デザイナーズマンションの不動産物件にこだわりを持つ株式会社プリズミックの代表取締役社長・早川政章氏にお話を伺いました。新築物件はもとより、”賃貸”のデザイナーズマンションを提案していくようになった経緯やそのシステムについてなどお話いただきました。
建築家の作品模型や建物写真が展示されていて、オフィスというよりもまるでアートギャラリーのような空間ですね。
実は1年程前にオフィスを移転し、その際に事務所とは別にギャラリースペースを設けました。このスペースを無料で開放していまして、ひと月毎に色々な若手建築家に焦点をあて、その方が手掛けた作品やオブジェを展示する個展を開催しています。どなたでも自由にご来場いただける、オープンなギャラリーにしています。
個展の初日には、建築家による発表会を行い、作品に込める想いを話して頂く場にもしています。これは、私たちのビジネスに直結するものではありませんが、個人的には非常にやりがいを感じるほどこだわりを持っています。頑張っている若手建築家を応援したい、『住』という観点でこれからの世の中をリードする建築家を支援することが私の楽しみにもなっています。
オフィス内のスペースを無料で開放するとはユニークな取り組みですね。
どのようなきっかけで始められたのですか?
弊社は、土地や物件のオーナーと建築家、そして建築会社などをマッチングさせ、オーナーと入居者の満足度の高い建物を建てるという強みを持っています。「入居者に選ばれる物件」のなかでも特にデザイナーズ物件にこだわっていましたので、出会う建築家はベテランから若手までと様々でした。
建築業界では30歳代半ばでもまだ若手と呼ばれてしまいます。経験は浅くても、ユニークな発想や面白いアイディアを持ち合わせている上に、とにかく一生懸命に仕事をする方が多い。しかし、世間では全くの無名。そんな姿に触れるうちに、自分に何かできることはないかと感じるようになりました。
若手建築家と言われる方々は実績が少ないこともあり、手掛けた仕事を取り上げられることも、それを発表する場もないという状況でした。良い仕事をしているにもかかわらず、それがなかなか表に出てこない。それに対して私ができること。それがオフィスの一部を開放することでした。伸び盛りの建築家に発表の場を提供し、彼らの考えていることを表現できる場にしたい、それがギャラリーというかたちになりました。 一方で、この取り組みによって「デザイナーと強い結びつきのあるプリズミック」というブランド構築につながればと密かな野望を持っていますが(笑)
先ほど「デザイナーズ物件にこだわっている」というお話でしたが、御社の事業について教えてください。
不動産コンサルティング業と不動産管理事業です。土地の有効活用や不動産投資を考えているオーナーに対して、マーケット状況を考慮した上で物件のコンセプトを考える、ここからが私たちの仕事です。最も大切にしていることは、「デザイン」というものを軸に「入居者の心をつかむ物件」を提案することです。数多くある物件のなかでも、入居者に「ここに住みたい」と選んで頂けるような建物を作ること、オーナーと入居者の両者に喜んでいただけるものを提供する、これがプリズミックのミッションです。新築物件はもとより、老朽賃貸物件のリノベーション(*1)やコンバージョン(*2)のコンサルティングも行います。どのようなケースでも、常にオーナーの利益と「入居者の心をつかむ物件」を意識し、コンセプト企画から設計者や施工会社の選定、物件管理までを行っています。
(
*1)建物の経年にともない、時代に合わなくなった機能や性能、デザインなどを改修工事によって新築時と
同程度の状態にすること
(*2)建物の経年にともない、時代に合わなくなった機能や性能、デザインに対し改修工事を行い、建物の用
途そのものを転換すること(例えば、事務所ビルを賃貸住宅にするなど)
「デザイナーズ」物件と聞くと、有名な建築家が手掛け、凝った造りの建物をイメージする方が多いと思いますが、そもそも「デザイナーズ」とはどんな意味ですか?
建築家がコンセプトを持って設計した建物こそが、「デザイナーズ」と呼ばれるべきだと私は考えています。コンセプトはなく、少しデザイン的な要素を入れただけで「デザイナーズマンション」と大々的に謳っている物件もありますが、私はそうは思っていません。
コンセプトをもとに設計されたマンション=デザイナーズマンションだということですか。 最近は居住空間に対して意識の高い方が増えてきていますから、コンセプトありきの物件は非常に時代にマッチしていると感じます。ただ、デザイナーズマンションでも、なぜ分譲ではなく、賃貸物件に注目されているのですか?
一生同じ家に住み続けるのではなく、ライフステージに合わせて住居を変えていくといった、あえて賃貸物件での生活を望む人々が増えてきているからです。しかも、一般的な間取りで満足するというわけではなく、自分たちが過ごす空間にこだわりを持っている。そんな方たちに「心から喜んで貰える物件を提供したい」という思いから始まっています。 従来の賃貸住宅市場では、それは難しかったんです。
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