株式会社マングローブ
 
語る
株式会社プリズミック
代表取締役社長 早川政章氏


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株式会社プリズミック
 所 在 地:東京都港区南青山4-1-9 秋元南青山ビル5階
       TEL:03-5770-4751
 事業内容:不動産コンサルタント業 不動産管理事業
 U R L:http://www.prismic.co.jp

 

前回に引き続き、株式会社プリズミックの早川社長のインタビューをお届けします。
後編では起業しビジネスを軌道に乗せるまでのご苦労や常に心がけていること、今後の夢などをお話いただきました。


自らの意思を貫くために独立を決意されたのですか?

特に独立しようと考えていたわけではなかったのですが、私が会社を辞めると決めた途端、周囲が私は独立するんだろうと勝手に思い込んでしまったんですね。「早川さんはこれから会社を作るんですよね」というような声を直接聞くようになると、「自分で会社を興して、自分のやりたいことを思いっきりやるのも悪くないな」という気持ちが芽生えるようになりました。

周囲の誤解が早川社長を起業へ導いたといっても過言ではないですね。

ええ、そうかもしれません。ただ、私と同じ夢を持つ社員14名からのスタートでしたので、仲間がいるという心強さがある反面、資金面での心配事は尽きませんでしたね。会社を立ち上げたとはいえ、全社員を養えるほど蓄えはありませんでしたから。

創業当時から14名も社員の方がいらした。

ええ。「新しい居住空間を提案する」という考え方に共感してくれたメンバーがいることは非常に心強かったです。しかし、今にして思うと皆よく決意したと思います。名の通った会社から無名の会社に転職し、しかもすべてゼロからやらなければならないということには相当勇気がいると思いますから。

先ほど資金面のお話をされていましたが、どのようにして資本金を工面されたのですか?

前職時代にお取引のあった賃貸物件オーナーに独立することをお話したところ、驚いたことに数人の方が「出資するよ」と声をかけて下さったんですね。これには非常に救われましたし、とても有難いお話でした。さらに、運よくベンチャーキャピタルからも出資の承諾を得ることができ、自分の貯えも合わせて9000万円の資金を集めることができました。

でも、お金というものは無くなるのが早いですね、パッパと数字が減っていく。会社を立ち上げたのはいいけれど、直ぐには儲からないということを思い知らされました。

そうでしたか。資金協力を得られたというのは、早川社長がそれまでに厚い信頼を得られるような実績を上げられてきた証拠といえますね。これはなかなか真似したくても、簡単にはできることではないことです。
設立資金もある程度目途が立った上に、経験豊富な社員の方ばかりということで、それほど時間はかからずにビジネスを軌道に乗せることができたのではないでしょうか?

いいえ、とんでもありません。なかなか仕事につながらず、始めの2年間はとても厳しい状況が続きました。設立したての名もない会社ですから、この業界で最も重要となる「信用」が全くない。このビジネスは多額な資金が動きますから、やはり信頼性が高いか低いかで仕事が決まってしまうことが多いのです。営業先では、私たちの提案や企画については評価をして頂くものの、最終的な契約までには至らないケースばかり。オーナーにしてみれば、建物1棟を預けるわけですから、実績もない会社に預けるにはリスクが高すぎると考えるのも当然だと思います。前職でお取引のあったお客様でさえ、躊躇されるのも仕方がないとは思っていました。

現場の営業社員は、苦しい経験の連続だったと思います。前職で成績優秀だったベテラン社員でさえ、なかなか契約締結まで持っていくことはできませんでしたから。どうにか契約に結び付けようと無理な条件で案件を引き受けようとするなど、すべてが悪循環になりそうでした。

それに対して、どういった施策をとられたのですか?

会社の収益を心配する気持ちは理解できましたが、「とにかく心配するな、会社の良い部分を正直に話すしかないんだから、自信を強く持て」と言うことしかできませんでした。 オーナー様にこれまで手掛けてきた物件を見せ、「プリズミックはこのような建物を提案できる会社です」と胸を張ることが唯一できることだったんです。

とにかく必死でしたね。出資して下さったオーナーにも顔向けできるような仕事をしなければというプレッシャーとの戦いでした。

この時期にプリズミックに物件を預けていただいたオーナーの方には心から感謝しています。よく無名な会社を信頼してくれたなと。              
 
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