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株式会社ヒューメント
代表取締役 下津浦剛氏
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経営者略歴
Company Data
鬼才異彩バックナンバー
株式会社ヒューメント
所 在 地:東京都中央区日本橋人形町一丁目1番22号
恩田ビル7F
03-3661-5315
事業内容:Webソリューションサービス
採用アウトソーシングサービス
U R L:
http://www.hument.co.jp/
社長ブログ:
http://blog.hument.co.jp/
今回の鬼才異彩は、株式会社ヒューメント 代表取締役 下津浦剛氏のインタビューをお届けいたします。
現在はWebソリューション事業を中心に、採用アウトソーシング、障害者雇用支援事業にも取り組んでいるという同社。これはひとえに人と人との「きずな」を重んじる氏の深い考え方があってのこと。そこで、今回は事業内容の概略、経営感、創業時の苦労話まで幅広くうかがいました。
まずは、御社の事業について教えてください。Webソリューション事業に加え、採用アウトソーシング、障害者雇用支援の3事業を一挙に手掛けているということですが、それぞれ関連はしてはいても、ひとつの企業で展開しているケースは珍しいと思いますが。
そうですね、確かに他には見られない事業体制だと思います。でも、会社設立当初から3事業というわけではありません。2002年のスタートから4年間はWebソリューションと採用アウトソーシングの2事業を展開、今年に入って障害者雇用支援事業にも乗り出すことができました。今年7月に「ぽじナビ」という障害者向けの求人サイトを立ち上げまして、ようやく新事業の大きな一歩を踏み出せたところです。
※「ぽじナビ」http://www.posinavi.jp/
なるほど。御社はWEB事業と人材事業の2つの事業からスタートされたんですね。
しかし、そもそもなぜ異業界ともいえる2つの事業を同時に始められたのですか?
この2つからスタートしたのは、私の前職時代の経験がベースとなっているんです。 あるベンチャー企業の役員として、会社のWeb制作・システム開発部門を任されていた頃のことです。採用アウトソーシング会社と手を組み、大手外資系企業の新卒採用ホームページ制作に携わることになりました。
ちょうどこのプロジェクトにかかわりを持ち始めた頃は、インターネットの普及によって学生の就職活動も、葉書での資料請求からWeb活用へと移行し始めた時代。そして、学生の動きに合わせたかのように、メディアからも『eリクルーティング』という言葉が聞こえ始めました。『eリクルーティング』とは、採用業務を効率化するためのASPのことで、多くの企業がWEBを活用した採用業務に注目し出したのです。
そんななか、私が勤務していたベンチャー企業はサイト設計からデザイン、それに必要なシステム開発などシステム全般を担当。採用アウトソーシング会社は制作したサイトを活用し、募集の告知から学生の集客、会社説明会運営、その後の学生対応を担当。お客様の「新卒学生を○名採用する」という目標を達成するために、両社の事業の強みを最大限に活かす、大規模なプロジェクトとなりました。Web事業とアウトソーシング事業、一見全く違う業界でありながら、目的を達成するために互いに補完し合うことができ、さらには相乗効果を発揮し、結果的にはお客様に充分満足して頂けたんです。
このプロジェクトを通じて、今後は『eリクルーティング』ビジネスがキーとなること、そしてシステムを開発するだけではなく、システムだけでは解決できない部分、例えば、新卒採用において応募者である学生と直接コミュニケーションを図るなども同時にカバーできるサービスの需要もさらに高まると確信したのです。
とはいえ、私が会社を立ち上げようとしたところで、システムには強くても採用業務のノウハウがない。WEBは、採用目標人数達成のための業務効率を上げる単なるツールでしかない。WEBだけでは解決できない部分までも守備範囲とする。WEB開発と採用アウトソーシングの両事業を持ち合わせることで、付加価値のあるサービスをお客様に提供するといった他社にはないビジネスで勝負したい。そんなことを考えている時期に、共同プロジェクトで採用アウトソーシング会社側のメンバーだった方が、「また一緒に仕事をしよう」と会社設立に手を貸してくれたのです。
つまり、採用業務のノウハウを持った人が創業メンバーに加わってくれたことで、ヒューメントはWEB戦略の提案やシステム開発を行うと同時に、新卒採用における会社説明会運営や学生へアプローチなどのオペレーション業務全般まで行えるようになったわけです。
そういうことでしたか。残る障害者支援事業については、どのようなきっかけから取り組まれるようになったのですか?
お客様の採用業務をお手伝いさせて頂くなかで、障害を抱える方はもちろんのこと、採用する企業にとっても課題が山積みだということが分かってきました。例えば、障害のある方が自身で働ける職場をなかなか探せないということ、一方で企業側もどんな情報を提供すればいいのか、告知方法も分からなければ、社内の受け入れ体制にも頭を悩ませるといった状況でした。
ヒューメントがお客様の採用に携わる以上、障害者雇用がスムーズに行くよう手を尽くしたいという思いはあっても、障害者に焦点を当てることを事業として本腰を入れて取り組むべきか、長い間悩み続けてきました。障害者を対象にしたビジネス=弱者を食い物にしているというイメージを私自身が抱いてしまい、自分の価値観をずっと払拭できずにいたからです。もし事業として立ち上げたとして、「ヒューメントは社会的弱者からお金を巻き上げている」という視線を世間から浴び、会社全体の評判が悪くなるのではないかという、分からないが故の不安感もありました。結局かれこれ2年間悩み続けました。
しかし、私の迷いも3年目にしてようやく晴れました。あるふたつの良い出来事が重なって、やっと一歩を踏み出すことができたのです。ひとつは「ヒューメントで、障害者雇用事業を一緒に立ち上げたい」という人物が現れたこと。その人物とは、もともとヒューメントの取引先の方だったのですが、頻繁に出入りするうちにお互いの志が似ていることに気づきました。その人がヒューメントの新しい挑戦に賭けてくれることになったのです。
そして、もうひとつ。個人的なことですが、同じ頃に自分に子どもができて自分の生活環境や考え方に大きな変化があったこと。普段はそれほど面倒を見てあげられない父親ですが、生まれてきた子どもに対して自分が最後に伝えたいことを考えました。「お前の親父は、こういうことをしてきて、これだけの人たちが幸せになったんだよ。人を幸せにすることだけを考えて、必死になってやっていたんだ」ということを伝えたい。それを自分が死ぬまでに必ずかたちにして残したい。子供に伝えたいという気持ちが最後に私を後押し、障害者支援事業への進出を決意することができました。
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