株式会社マングローブ
 
語る
株式会社サティスファクトリー
インターナショナル
代表取締役社長
小松武司氏


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 (2)『成長は周囲が評価することで
    あって、 世の中のニーズに合わせ
    て変化することに意識を傾ける 』
鬼才異彩

株式会社サティスファクトリーインターナショナル
所 在 地:東京都中央区八丁堀3-12-8 八丁堀SFビル3F
事業内容:廃棄物コスト削減、
     店舗メンテナンスなどのサービスソリューション提供
     廃棄物リサイクル等の環境に関するコンサルティング
U R L:http://www.sfinter.com/

先週に引き続き、株式会社サティスファクトリーインターナショナル代表取締役社長小松武司氏のインタビューをお届けいたします。後編では、環境ビジネスをはじめたきっかけと今後についてお話いただきました。


現在のビジネスを立ち上げるまでの経緯をお聞かせください。

大学卒業後イトーヨーカ堂に就職しました。しかし、風土に上手く馴染むことができず6ヶ月後に退社。その後直ぐに小さな旅行会社に転職し、24歳から30歳までの6年間、営業マンとして無我夢中で働きました。おかげで営業成績もかなり良くて(笑)。旅行会社を一から立ち上げた社長をとても尊敬し、社長の下で色々な経験を積ませていただいたことで、営業マンとしての揺るぎない自信をつけることができました。「営業マンとして大きく成長できたということは、他の分野に進出しても必ず成功できる」という妙な自信までついてしまって。兼ねてから自分で事業を興したいという野望もありましたから、いよいよ独立することを決意しました。

その時点では、環境ビジネスの立ち上げという発想はお持ちではなかったのですか?

いいえ、全く(笑)。お恥ずかしい話ですが、独立心だけは人一倍ありましたが、具体案までは持ち合わせていませんでした。前職の業務に全力投球していましたから、退社してからじっくり考えようかと。ただ唯一心に誓っていたのは、旅行業界には進出しないこと。お世話になった社長に対してとても失礼ですし、人の道に反することだと私自身は感じていたからです。

独立することを友人に話すと「小松みたいな独立心の強い人間と一緒に仕事をしたい。ぜひ仲間に入れてくれ」と言うのです。そこで「お前の夢を教えてくれ」と尋ねると、返ってきたのは「喫茶店のマスターになりたい」という一言。この友人の言葉によって、自分たちの店を持つという目標に向かって動き始めることになりました。

前職とは全く違う業界ということですから、多くのご苦労もおありだったかと思いますが。

苦労とは微塵にも感じませんでしたが、自分の予想に反する出来事が多かったですね。喫茶店を始めようと決めたものの、店舗の目処は立っていませんし、コーヒーや食器類の調達方法も分からない。そこで昼間は運転資金のためにアルバイトをし、昼間はファーストチェーンをはじめコーヒーチェーンなどあらゆるフランチャイズ本部を訪問して面談、一方で物件探しのため不動産会社を回るという日々を過ごしていました。またその間、稼いでいない不安と飲食のオペレーションを知りたくてマクドナルドで夜間のアルバイトをしました。

そうしているうちにご縁をいただいたのが、カフェチェーンで有名な『カフェ・ド・クリエ』。本部にお邪魔すると話はトントン拍子に進み、「小松オーナー、神保町と茅場町に空き店舗物件があります。どちらか好きなほうでオープンしませんか」と。いきなり『オーナー』なんて呼ばれてしまった上に、不動産会社に行っても出会えなかった理想的なロケーションまで紹介された。正に天にも上らんばかりの気持ちになり、即フランチャイズに加盟し、出店場所も茅場町に決定したのです。場所決定の経緯も相棒の「土・日は定休日にしたいよね」の一声で、学生街の神保町ではなくビジネスマンの街の茅場町を選びました(笑)。サティスファクトリーインターナショナルは、実は『カフェ・ド・クリエ』の茅場町店が原点なのです。1996年のことでした。

カフェの経営からスタートして、どのような展開で現在の環境ビジネスに参入したのか、非常に気になるところです。


そこにはドラマがありましたよ(笑)。平日の茅場町はビジネスマンで溢れかえっていますから、カフェ経営の成功を疑いませんでした。ところが、出店してから2年が経つ頃、道を挟んだ向かい側にライバルチェーン店がオープンしてしまったのです。当然のことながら、私たちにとっては大打撃。常連客の顔ぶれも一人減り、二人減り、月平均の売上げが20パーセント以上落ち込むようになっていきました。

このままだと経営が厳しい。危機感を感じ、新たに釜飯のデリバリーチェーンに加盟しました。デリバリーであれば店舗の立地条件も問わないし、これまでの飲食店経営のノウハウも活かせる。しかも釜飯は、お客様にお届けするまでの15分間を蒸し時間として有効に使えるのでかえって好都合。カフェ経営をする傍ら、私は近距離エリアでのバイクデリバリーをスタートさせ、序々に配達エリアを拡大していきました。

しかし、順調だったのもつかの間、大きな落とし穴が待っていました。どういうことかと言うと、釜飯はコーヒーと違って購入頻度が少なくリピート率も低いのです。コーヒーであれば1日に3杯飲む方もいますが、釜飯はいくら美味しいからといっても週に何度も食べるものではないですよね。つまり、配達エリアを拡大しても、配達にかかる往復所要時間が長くなる分だけ大変になるということに気付いたのです。ということで、結局半年後には撤退を決め、手元には1000万近い借金だけが残りました。
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