株式会社マングローブ
 
語る
株式会社YAZ
代表取締役
田中康之氏


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  鬼才異彩バックナンバー

 経営者に学ぶ

 (1)『自分らしく生きられる組織づくり』

 (2)『企業と個人双方の"らしさ"を
    活かす』

 (3)『企業理念に立ち返って決断を
    する』

 (4)『経営者が変わらないと企業も
    成長できない』
鬼才異彩

株式会社YAZ
所 在 地:東京都渋谷区広尾1-9-20 日恵ビル2F
事業内容:インターナルマーケティング事業
    システム開発事業(グループウエア開発 /
    UNIX基盤開発 /Java開発/中小企業システムサポート)
U R L:http://www.yaz.ne.jp
 
今回の鬼才異彩は、株式会社YAZ 代表取締役 田中康之氏のインタビューをお届けいたします。グループウェアシステムとインターナルマーケティングを主軸に、企業の組織活性化支援サービスを手掛ける同社。情報ツールを駆使して社内の情報共有や情報流通を活性化させ、ひいては企業の組織全体の活性化に貢献し、そして一人ひとりが“自分らしさ”を発揮できる組織づくりを提案していきたいという田中社長。前編では、創業の経緯や事業について詳しくお話いただきました。


御社名の『YAZ(ヤジュ)』という響きはユニークで、とても印象に残りますね。

『YAZ(ヤジュ)』とは、小学校時代に友人から付けられた私の愛称です。新潟県の片田舎で生まれ育ち、『ヤスユキ』の『ヤス』がかなり訛って『ヤジュ』と(笑)。小学校から中学校まではエスカレーター式に進級していきますからその間ずっと『ヤジュ』と呼ばれ続けました。でも私自身『ヤジュ』という響きがあまり好きではなくて。私の気持ちとは裏腹に『ヤジュ』時代は10年近くも続くことになります。しかし、高校時代になると学内に中学までの友人が数少なくなり、大学に進学した際には新潟を離れたこともあって、『ヤジュ』時代は終わりを告げました。

ところが、忘れもしない大学4年次の出来事です。教育実習で出身中学校に戻ると、なんと中学時代の仲間が勢揃いしてしまいました(笑)。みんな教育実習に来たわけですね。そうしたら当時の頃のように、私は「ヤジュ、ヤジュ!」と呼ばれるわけです。昔はそう呼ばれることがあまり好きではなかったのに、久しぶりに地元に戻り『ヤジュ』と呼ばれたことが何だか心地良く感じられまして。さらには「自分だけにつけられたユニークで、自分らしく過ごした時を表すニックネームだ」と愛着すら感じるようになっていたのです。



その愛称をなぜ社名にしようと思われたのですか?

私は幼い頃から人前に立つのが好きなタイプの人間でした。小学校時代から児童会や生徒会の役員を務めたり、仲間を集めて新しい組織を作ってはリーダーを務めたりするのが大好きで。もちろんそれぞれの活動では失敗をたくさん経験しましたが、それでも人やプロジェクトなどをマネージすることが最も自分らしくいられる瞬間だと感じていました。そんな性格でしたから、将来は自分で会社を興してみたいという漠然とした思いを持っていました。ただ起業を意識しながらも、一方では「一度しかない人生、サラリーマンとしての経験を積み何かを学びとろう」という気持ちも芽生えていて、結局卒業後は富士総合研究所(現みずほ情報総研)に就職したのです。

富士総合研究所といえば銀行系シンクタンクで、富士銀行の利益に繋がるソリューション提供がメイン業務です。それを十分理解していたつもりで入社したわけですが、様々な経験を通じて企業としてやるべきこと、それから『田中康之』個人が追求したいサービスの実現との狭間で次第にジレンマを抱えるようになっていきました。「周囲に縛られ過ぎずに、もっと自分らしく生きることができる組織はないのだろうか」と悶々とした日々を過ごすなかで、ふと『ヤジュ』と呼ばれていた頃の記憶が蘇ってきたのです。

無邪気で、自分のやりたいことだけを徹底的に突き詰め行動していた自分。今思えば一番自分らしくあることを許されていた時代、本当にイキイキと輝いていたなあと。そう思ったら、自分の気持ちがだんだん抑えられなくなり、2年半のサラリーマン生活に終止符を打つことを決意しました。そして「自分らしく生き続ける」ことを誓って『YAZ(ヤジュ)』という社名で事業を興そうと決意したのです。

富士総研ではどのような仕事をされていたのですか?

私グループウェアシステムを活用したソリューション提案が主な業務でした。社内でも非常にユニークな仕事だったと思います。

大学時代では理工学部に在籍していたこともあって、当時からネットワーク上のコミュニティ形成や衰退というものを研究していました。ちょうどネット掲示板やチャットが日本国内で普及し始めた頃のことです。

ネットワーク上のコミュニティを用いて、人と人のコミュニケーションを促進させる仕組みを企業内で活用できる方法はないかということに関心を持っていました。そういった私の興味に会社は非常に理解を示してくれまして、入社1年目からお客様向けの提案書を書かせていただきました。例えば「効果的なグループウェア・システムの導入」や「グループウェアを活用した組織変革」といったものです。その提案書を持って、お客様先の部長・役員クラスの方と直接折衝することもありました。

 
 
 
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