株式会社マングローブ
 
語る
銀座 与板屋
 原 周平 氏

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経営者に学ぶ

(1)『お客さまの視点で考える』
どんな仕事でも、いくら経験があっても、大事なことはそれを買って使うお客さまが喜んでくれるものかどうかを考えること。信じるのは自分の腕よりも、お客さまの視点。
(2)『手渡しでわたすお給料』
お給料は銀行振り込みが当たり前になっていますが、手渡しで給料袋を貰ったことのある方も多くいらっしゃると思います。渡す側も貰う側も手渡しだからこそ感じることの出来る重み、感謝の心ってありますよね。
(3)『技を守り続ける』
経営を続けていくには売上を追うことだけではなく、その会社の持っている技(一般の企業でいえば、商品のクオリティや企業理念かもしれません)を守り続けていけるかが重要なんですね。
鬼才異彩

銀座 与板屋
本社: 〒104-0061 東京都中央区銀座5-4-5 与板屋ビル1F
創業:1877年10月
事業内容:草履、下駄、雪駄など履物の製造・販売        HP:http://www.yoitaya.net
 
今回は創業明治十年の履きもの屋の老舗『銀座与板屋』の4代目社長 原周平氏にお会いしてきました。銀座で伝統を守り続ける職人のこだわりについて、深く人情味ある話について語って頂きました。



創業以来、長い何月の中には様々な出来事があったかと思いますが、与板屋さんの歴史についてお話し頂けますか?

実は、最初から履きもの屋だったわけじゃないんです。そもそもは宮大工で、余った材料を使って始めたのがきっかけでね。店の名前にもあるように新潟の与板町で創業したんです。新潟では商売にならないから銀座に出てきました。東京に出てからは戦災や震災もあって銀座の街も焼け焦げて姿を変えてしまったこともあってね。でも今でも銀座に履きもの屋は5、6軒はあるんですよ。これからは後継ぎも少なくなってきて大変なんだけどね。

お客さまの視点で考える

一人前の職人になるにはどのくらいの年月がかかるのでしょうか?

そうだね、履きものや着物といったいわゆる和の職人になるには長い年月がいるよ。4、5年の経験じゃあ仕事にはならないね。やっぱり20年30年の経験を積まないと駄目だね。どうしてそんなに年月がかかるのかって言うと、お客さんは物を選ぶ目をしっかり持った方々ばかりだからね。そんなお客さんに買って頂けるようになるにはやっぱり相当の時間がかかるよね。そんなわけで今では職人も少なくなってきていてね。でもしっかりした商品じゃないと売り物にならないということもあって、一人で職人として履きもの作りをしている方から仕入れて売っている商品もあるよ。

お客さまにはどういった方が多いのですか?

いろいろな方に来ていただいていますよ。常連の方もいれば、雑誌をみて初めて来たという若い方や観光で銀座に来た方など。あと、平日には芸能人も来ますね。でも芸能人だからといって特別扱いはせず、好きに見てもらってますよ。騒がれることなくゆっくりと買い物を楽しみたいと思ってる方もいるだろうしね。



 
 
 
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