株式会社マングローブ
 
語る
株式会社虎の穴
代表取締役社長
吉田博高氏


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  経営者略歴
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  鬼才異彩バックナンバー

 経営者に学ぶ

 (1)『社員の一体感作りのため、社員の
  やる気を引き出すため、そして虎の穴
  を永続企業にするために上場したい』

 (2)『僕の最大の仕事は、社員がのびの
   びと、イキイキと仕事ができる、自由
   度を上げるための仕組みづくりに専
   念すること』

 (3)『会社の方向性を明確にし、社員に
   きちんと伝える』

 (4)『人をどうにかして変えようとするより
   も、自分が先に変わる』

 (5)『クリエイターの地位向上や
   活躍の場を広げたい』



マングローブの事業概要5+1
鬼才異彩

株式会社虎の穴
所 在 地:東京都千代田区外神田4-3-1
事業内容:・漫画・玩具・個人出版物・アニメグッズの販売
 ・通販流通業務・漫画の企画・編集、キャラクターグッズの
  制作、輸出入業務
U R L:http://www.toranoana.jp/

先週に引き続き、株式会社虎の穴 代表取締役 吉田博高氏のインタビューをお届けいたします。
後編では、社員の自由度を上げていくための仕組みと今後に向けてのお話を伺いました。


先ほどお話にあった「社員の自由度を上げていくための仕組みづくり」というキーワードがとても心に残っています。今現在考えておられる具体策を教えていただけますか?

まずは、社員のやる気をだすための評価制度の整備ですね。評価制度に基づいて社員を適正に評価し、それに基づいて本人に還元される仕組みにしないとハッピーにはなれないと考えています。ということは、きちんと評価できるリーダーも育てていかなければいけないということもありますね。

それから権限委譲です。会社の方向性や目標は経営者や幹部が決めるけれど、目標を達成するための戦略は現場に任せていきたい。権限の切り分け方において、決裁権の8割程度は現場に落ちるようにしていきたいと思っています。まだ誰も気づいていないものを発見し、発掘しているのは明らかに現場のスタッフ、つまりお客様やクリエイターに日々接している社員なのです。お客様のニーズや隠れたニーズを察知し、業界の動向を心得ている現場に権限がないというのは実はおかしいんじゃないかと。うちが何故リアル店舗販売を通じてお客様と接点を持つことを重要視しているかというと、ユーザーの動向を掴む手段がなければ目指す方向性を見失ってしまうからなんです。コミックや商品が売れていくことで何が僕たちに求められているのかを掴むことができる。つまり、収益を上げながらもパイロットの役目を果たしているということなのです。その先端に触れている人たちに権限がなければ、会社として目指す方向に進めないと思っているので、着実に権限委譲を進めていきたいですね。

そして最後に、人づくりのための仕組みを整えることです。

つまり、社員教育ということですね。

はい。ただ、うちのような業種の場合、一般的な研修などはなかなか社員に受け入れられないんじゃないかと思っています。だから、教育プログラムのなかに既存のアニメシーンを活用することも考えています。例えば、クレーム対応プログラムの場合には、実際にアニメで使われたシーンをもとに検証するような研修とか。受けていて面白い教育、もちろん面白さだけでは駄目なんでしょうけれども、そういった教育カリキュラムを構築していきたいですね。もちろん自社制作も可能ですし、とにかく社員が新しく何かを学ぶという世界に入り込みやすくするために、オリジナリティ溢れる教育コンテンツを作ってみたいと考えています。アニメや漫画の場合、現実にいない人たちが登場しますから、周囲の情報に惑わされることが少ないとも思いますし。

御社の強みを活かした、ユニークで面白いコンテンツが出来上がりそうですね。
今後は教育事業へも参入も考えられるのではないでしょうか?


確かにコンテンツ制作を極めると教育関連の事業展開も夢ではないかもしれません。僕たちが目指しているのは、コンテンツを作りだすことではなく、それを通じた人づくりというか、コンテンツを通じて育った人たちを支援するビジネスなんです。
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