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株式会社メイプルリビングサービス
代表取締役
加藤照美氏
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後編 Page
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経営者略歴
Company Data
鬼才異彩バックナンバー
経営者に学ぶ
(1)『一緒に頑張ってくれるスタッフ、
そして彼らを支える家族を大切する
ことを優先したい』
(2)『IPOは理念を追求するための手段』
(3)『日々の積み重ねを大事にして
ほしい』
(4)『社員の意識づくりが最大の仕事で
ある』
株式会社メイプルリビングサービス
所 在 地:東京都渋谷区道玄坂2-16-4 道玄坂マークビル5階
事業内容:マンション管理、ビルメンテナンス、
プロパティ・マネジメント事業
U R L:
http://www.maple-ls.co.jp/
今回の鬼才異彩は、株式会社メイプルリビングサービス 代表取締役 加藤照美氏のインタビューをお届けいたします。同社はマンションやオフィスビルの管理からメンテナンス、また内装や修繕工事まで幅広く展開する、住環境向上のトータルサービスを提供する企業。増え続ける都心のマンションや高層オフィスビル、そこに必ず必要とされるのは確かなサービスと信頼を提供する管理業者ではないでしょうか。しかも同社は業界では少数派の独立型管理会社でもあります。前編では設立の経緯と想いをお話いただきました。
親しくお付き合いさせていただいているにもかかわらず、創業以前のお話をお聞きしたことがありませんでしたね。
かしこまって身の上話をするのはとても恥ずかしいですね。純粋に“建物”に興味を持つようになったのは大学時代のときです。とは言っても、不動産ではなく建築の方にですが。
大学に入学すると直ぐにドロップアウトしまして(笑)、勉強よりもアルバイトに明け暮れるようになりました。夜中から早朝まではコンビニエンスストア、日中は家庭教師やボーリング場や雀荘でアルバイトするような生活で、1日の平均睡眠時間は少ない時は2時間程度。働き過ぎで無数のじんましんができ、それがミミズ腫れのようになって全身繋がってしまうくらい懸命に働いていました(笑)。
たっぷり稼いだ資金を片手に、ある時カナダへと旅にでました。立ち寄ったノースバンクーバーの、大自然に囲まれた美しい街並みに心が揺さぶられ、「これだ!」と。カナダを想って、社名を『メイプルリビングサービス』にしました。
カナダの住宅建材の輸入販売ビジネスを夢見たわけですが、いざ自分で事業を興すといっても経験もない。そこで、まずは企業に就職してビジネスのイロハをしっかり学ぼうと決意しました。そして何をどう勘違いしたのか、建築関係ではなくデベロッパーに入社してしまったのです(笑)。そこでは営業職を強く希望していたにもかかわらず、予想もしなかったマンション管理の部門に配属となってしまったのです。同期入社が50名ほどいましたが、営業職から外れたのはたった2名。そのうちの一人が私です。その時には、不運としか思えなくて、落胆の色を隠せませんでした。そうは言っても、結果的に現在のビジネスに経験が活かされているわけですから、一概に運が悪かったとはいえませんね。
ご自身の希望とは全く違う配属に対して、どのようにしてモチベーションを保たれていかれたのですか?
私にとっては不本意な状況でしたが、すぐに気持ちを切り替えるしかないと考えました。「ここでの経験を絶対に将来役立ててみせる」という意気込みでしたよ。バブル期でしたから営業職といえば花形。希望の叶わなかった私は、華やかな営業職に就いた同期のメンバーを横目に、絶対に負けるものかという対抗心をメラメラと燃やしていましたね(笑)
今の仕事に活きているのは、マンション管理の専門会社の立ち上げに関わったことでしょうか。それまでは他業者に管理全般を外注していたのですが、グループ内で管理をできる体制をつくろうと子会社立ち上げの話が持ち上がりました。社内にノウハウがありませんでしたので、管理規約の整備から、PCと言われる前のDOS−Vの時代に管理費徴収システムを構築したりと、様々な方からご協力を得て勉強をさせていただく機会に恵まれました。
そして入社後5、6年経った頃でしょうか、社内で実施された『営業キャンペーン』に管理部門でありながら1チームとして参加したのです。営業5チームと管理部門1チームの計6チームが参加、そこでなんと6チーム中2位の成績を修めてしまったのです。そうしたら「お前たちは自分たちの仕事を放り出して、いったいどういうつもりなんだ」とお叱りを受ける結果に・・・(笑)。言い訳するわけではありませんが、本来の業務をそっちのけで参加していたわけではなく、通常の業務を遂行しながらも、日頃からお客様に直接サービスを提供している私たちの経験が営業にも活かせるのではないかと考えたからなのです。しかし、私の行動があまりにも突飛だと映ったんでしょうね、幹部全員に受け入れられず、段々と自分の居場所がなくなっていく感覚でした。そこで初めて独立を決意したのです、それが今から16年前のことです。
加藤社長が創業された頃は、バブルが崩壊して不動産業界も非常に苦しい時期だったかと思います。そんな時期にゼロからスタートすることへの不安はなかったのですか?
確かに業界の景気はかなり落ち込んでいましたが、あまり不安に思うことはなかったですね。これほど悪い時期にスタートするということは、もうそれ以上悪くなることはないだろうと(笑)。売上げゼロでも景気が悪いのだからしょうがない。先にあるのは上昇のみ、とかなり楽観的な考えを持っていましたね。
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