株式会社マングローブ
 
語る
株式会社
スカイアーチネットワークス
代表取締役社長
江戸達博氏

  インタビュー  前編 Page 1/2
            後編 Page 1/2
  経営者略歴
  Company Data
 
 

  鬼才異彩バックナンバー

 経営者に学ぶ

 (1)『まずはお客様の困っていることや
    要望をじっくり聞く』

 (2)『どんな時もまずはお客様のところ
    に行き、顔を見せることが大事』

 (3)『成長を実感できる環境をつくる』

 (4)『自分の行動を変えることで
    組織変革を促す』



マングローブの事業概要5+1
鬼才異彩

株式会社スカイアーチネットワークス
所 在 地:東京都港区三田1-3-33 三田ネクサスビル 2 F
事業内容:・システム運用マネージメント業務
       ・セキュリティマネージメント業務
U R L:http://www.skyarch.net/

先週に引き続き、株式会社スカイアーチネットワークス 代表取締役社長 江戸達博氏のインタビューをお届けいたします。後編では、組織活性化における取り組みと今後に向けたお話を伺いました。



会社を設立した当初についてお聞きしますが、どのような社風にしたいとお考えでしたか?

一番に頭に浮かんだのは、社員が長く働きたいと思える会社にしたいということです。前職で次々に辞めていく仲間の後ろ姿ばかりを見ていて、とても悲しかったんです。だから、社員を大切にする環境を私自身が創り出し、その環境下でそれぞれが成長できる、成長を実感できる環境を作りたいという気持ちでいます。

素敵ですね。それでは、事業についてはどのようなことをお考えだったのでしょう?


前職でも得意としていたサーバーメンテナンスをメインに打ち出していこうと考えました。ますます需要が高まる領域だと確信していましたから。

ただ問題は顧客でした。"テレアポ"で攻めるという方法もあったわけですが、あれほど大変な経験はもう二度としたくないなと。そこで、まずはサービスメニューを固め、自社ホームページを立ち上げ、ホームページ上の内容を充実させることから始めました。試しにYAHOOのディレクトリにも登録してみたんですね、そうしたら掲載開始から1週間もしないうちに売れたんですよ(笑)。ホームページに掲載することがこんなに効果があるんだということを知り、さらに内容の充実を図っていきました。

ホームページのアクセス解析結果を分析すると、訪問者が最初に見るページは会社概要だということが分かりました。ということは、スカイアーチネットワークスがIT企業としての信用力が高ければ、依頼される確率が高まるはずだと。企業としての信頼度を上げるには、会社概要上に記載する資本金が最も重要な役割と果たすだろうと考え、当初1000万円だったのを、2500万円に、そして現在の金額にまで引き上げてきました。

そして、次に注目したのが会社の住所です。立ち上げ当初は"千代田区の村上ビル"に事務所を構えていました。業務をする上では全く問題のない環境でしたが、当社の所在地を初めて知る方が受けるイメージを意識して考えると"港区のネクサスビル"の方がIT企業っぽいといいますか。やはり想像していたように、現在の場所に移転した結果、ホームページ経由の問合わせ数がグンと増えました。

なるほど。そうしたことも信頼感向上のポイントとなるわけですね。顧客が増えることで新たな課題も生まれたのではないですか?


そのとおりです。仕事数で増えるということは社内の体制もきちんと整えていかなければならないという課題が発生します。少人数の場合はうまくいっていたことも、15人、20人になれば管理体制が脆弱になる可能性も出てきます。そこでリスクを予め回避しようと、セキュリティマネジメントシステム改善のためにISO27001認証、加えてプライバシーマークを取得しました。さらに最近では、ITサービス品質向上のマネジメントシステム改善のためにISO20000認証を取得しました。会社の体制を改善していこうという意思を表現することで、お客様からの信頼感も高めていきたいと考えています。

取得するためには社長と社員の方の一丸となった取り組む姿勢が必要だったのではないかと思います。実際はいかがでしたか?


ISO20000の認証を取得するに辺り、社員の意識も大きく変わったと思います。今までの資格取得に関しては完全にトップダウンで決めてきたのですが、ITサービス品質向上に関しては、なぜ今取得しなければならないのか、取得する意味を一から社員全員で考えて貰うようにしたのです。そのプロセスにおいて、自分たちの欠落している部分が明白になりました。 それは何かというと、スカイアーチネットワークスが何を大切にしている会社で、何を目指しているのか、つまり企業理念をまずは明確に打ち出し、それを前提に行動指針があり、資格取得があるんだと考えるようになったのです。

ISO20000の取得を目指すなかで、自然と企業理念の重要性にも
気づかれたと?


そうですね。自分が何を思って起業したのかを考えたら『私たちの使命は、お客様のニーズを的確に捉え、心のこもったサービスを提供すること』しかない。それを前提に、何をするかが行動指針であると。ただ理念を作ったのは良いのですが、それを社内に浸透させることは非常に難しいと日々実感しています。まだまだ試行錯誤しながら実践している段階です。

具体的にはどのような工夫をされているのですか?


以前は全くやらなかった朝礼を毎朝実施するようになりました。もともとは社内の情報共有が全くできていないことが問題になり、サーバーの設置状況などを共有するところから始まりました。最近では私の読んだ本で印象に残ったこと、人から聞いた参考にしたいエピソードなども話題にすることもあります。たとえ良い理念を作ったとしても、単に掲げているだけでは何の意味もないことがわかったので、自分の口でもきちんと伝えることを 心掛けています。
前 編へ                                                NEXT PAGE
 
このページの先頭へ