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アルゴノート株式会社
代表取締役社長
桐原文彦氏
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後編 Page
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経営者略歴
Company Data
鬼才異彩バックナンバー
経営者に学ぶ
(1)『自分は、独立そのものではなく、
自分のやりたいことを自分の
思うようなスタイルでやりたい』
(2)『人がジャンプして来れる
トランポリンを用意する存在で
ありたい』
(3)『プロジェクトベースのワーク
スタイル』
アルゴノート株式会社
所 在 地:東京都渋谷区渋谷2-6-9 カケイビル青山4F
事業内容:・外部スペシャリスト人材を活用した
ソリューション提供および経営幹部人材の斡旋
・各分野における実務およびマネジメント業務の
受託、経営機能代行、人材の派遣
U R L:
http://www.specialist-net.jp/index.html
今回の鬼才異彩は、アルゴノート株式会社 代表取締役社長 桐原文彦氏のインタビューをお届けいたします。後編では、事業への熱い思いをお話いただきました。
なるほど、帰国されて、いよいよアルゴノートの起業ということになるわけですね?
いえいえ、ずーっと前置きが続いているようで、申し訳ないんですが(笑)、もう一社の経験を経ていよいよ再起の決意をすることになるんです。
帰国した私は、流通ベンチャー企業で新規事業開発を任されるようになりました。ゲーム流通がその企業の主軸事業で、中古リサイクルの事業やフランチャイズ事業などの立ち上げに責任者として関与しました。ちょうど私が在籍している間に上場もしました。これまで私が経験のなかった、店舗開発に一定金額を初期投資して数年で回収する、という形のビジネスに関与できました。フランチャイズ本部の仕組み作りやPOSシステムの開発に責任者として関わったのも非常に良い経験になりました。
その会社で仕事をしながら、自分の本当にやりたいことを探し続ける毎日でしたが、ふと思ったんです。「自分は地球の裏側に行ってまで自分のやりたいことを探し続けてきた。それでもはっきりしたものが見えてこない。 こういう模索というのは人間ずっと続くものなのではないだろうか。そして自分のような人は他にもたくさんいるのではないだろうか」と。自分は行動してあれこれチャレンジしながら経験を積み、その経験の中で模索してきましたが、一つの企業組織に在籍しながらモヤモヤして仕事をしている人達はきっとたくさんいるのではないかということです。上昇志向が強く、私自身のように常に何かを成し遂げたいとか、もっと社会的意義のある仕事がしたいとかの欲求を持っているのだけれど、その欲求の持って行き場が分からない人が多いはずだ、そんな人たちのために何か役立つような仕事をすることが自分に一番合っていることなんじゃないかと。それによって自分も達成感や充実感が得られるのではないかと思ったのです。
人が何か次のアクションを起こそうと考えたときに、目の前に多くの選択肢があることが豊かな社会ですよね。私はそれまでの変遷において、仕事に関しても人には選ぶ権利があり、単純に「過去の経験職種」だけでは測れない部分できちんと選ばれる権利もあると考えるようになりました。
転職によって体まるごと会社から会社に移動して正社員の職を得る、というこれまでの慣習以外に、トランポリンのような「次への方向転換を図れる場」のようなものがあってもよいのではないかと。当社が用意するプロジェクトをトランポリンに例えると、1回跳ねて次の会社に転職してもよいし、同じトランポリンでずっと跳ね続けて高く飛べる技を磨いてもよし、跳ね続けているうちに向きを変えて全く別なトランポリンに飛び移るのもまたよし、なんですよ。人がジャンプして来れるトランポリンを用意する存在でありたい、それが可能になれば面白いなと思ったのが、アルゴノート設立に至った経緯です。
会社設立にいたるまで、様々なご経験をされましたね。精密機械メーカーで人事と営業、経営コンサルティング会社では会社経営全般の知識習得とプロジェクトマネジメント、ニュージーランドでは経営と資金繰り、そして流通ベンチャーでは新規事業開発と投資回収・・・・というキャリアのすべてが、現在の事業に生かされているのではないでしょうか。
そうですね、結果的になんですが(笑)。私自身が何をすべきかをずっと悩んできましたので、いまはこの事業を推進する明確な理由が自分の中に確立し、進むべき方向もはっきりしています。 当社では登録者の方々からプロジェクト案件や他の人材をご紹介頂くことが非常に多いのですが、事業の方向性にご賛同頂いているからこそだと思いますし、非常に嬉しく有難いことです。
御社が手掛けられておられることは、これまでにない、実にユニークな発想をお持ちだと感じます。単なる経営コンサルティング会社でもなければ、既存の人材派遣や人材紹介ビジネスの考え方とも異なりますし。
そうですね。きちんと時間をかけてご説明しなければ、少し理解しにくいところがあるかもしれません。企業姿勢としては、企業と人材の双方に対してサービスを提供するという考え方が根本にあります。ある企業の抱える問題や課題を解決するためにプロジェクトベースで関わらせていただきますが、そのプロジェクトを手掛けるのは、ある分野で得意領域を持ち、仕事を通じて自分の存在価値を高めたいという自己実現意欲とプロ意識を持つ人材だというのが最大の特徴です。当社はその双方に役立つサービス業でなくてはなりません。
つまり、クライアントごとの課題解決プロジェクトに合わせて、御社に登録されている方々の中からマッチする方を選び抜き、プロ
ジェクトの運営からアウトプットまでの責任を負うということですね。
はい。今企業の雇用形態が変化し、働き方も多様化しています。もちろん一企業に長年身を置いて様々な職種を経験する選択肢もあって当然ですが、企業という枠組みに縛られず、自らの専門性を存分に活用する働き方があっても良いと考えています。たとえ在職中であっても、その方の都合に合わせて短期間プロジェクトに参加することも可能になってきています。
一企業の社員という立場だけに拘束されるのではなく、自分の存在価値を高めたいという意欲ある方々が思う存分力を発揮でき、また様々なキャリアを構築する支援する機会や場を作り上げるという目的で、新しい人材ビジネスの姿を描きたいと考えています。
企業にとっては国を超えて企業間競争が激化する時代を迎えていますから、あるテーマに対して高い専門性を持った方を外部から柔軟に投入し活用しなければ、永続的な生き残りは難しくなってくるだろうと思います。
そういう意味では、企業や人材の方々からのニーズが今後ますます高まり多様化してくるだろうと確信しています。
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