株式会社マングローブ
 
語る
株式会社いかるが
取締役社長
工藤直光氏

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            後編 Page 1/2
  経営者略歴
  Company Data
 
 

  鬼才異彩バックナンバー

 経営者に学ぶ

 (1)『経営者としてどうあるべきかを日々
    考え、勉強し、自分を磨くしかない』
   
 (2)『きちんと社会に貢献できる、
    永続した組織であるには、核となる
    "理念"が重要である』

 (3)『現状に感謝する気持ちを持つ』
                       
          
  マングローブの事業概要5+1
鬼才異彩

株式会社いかるが
所 在 地:東京都新宿区四谷1丁目7番地
事業内容:・中高層建築物の建築計画を近隣住民に
        説明する業務
       ・中高層建築物に関する調査、測量、
        説明企画、設計、管理等の業務
U R L:http://www.ikaruga-law-arc.com/
 
今回の鬼才異彩は、株式会社いかるが 取締役社長 工藤直光氏のインタビューをお届けいたします。同社は、マンション、ビル等の建築の際、近隣住民に対して計画説明を行う専門会社であり、昨年業界初となる近隣対策定額サービス『オールインワンパッケージ』を提供、業界の常識を覆してきました。また、他社には真似のできない細やかなサービスに定評があり、"近隣対策会社"のイメージを根本から変えようとされています。前編では、工藤社長と株式会社いかるがとの出会いについてお話いただきました。


理念経営を実践されている工藤社長から、今回のインタビューを通じて色々とお伺いできることをとても楽しみにしておりました。組織の成長においては、弊社も企業理念の構築と社内への浸透こそが土台として重要だと考えておりますから、その辺りのお話を詳しく伺いたいと思っております。


今では "理念経営"を目指して様々な取り組みをするようになりましたが、昔から起業したいとか、経営者になりたいとか、経営には理念が大事なんだと考えていたわけではありません。

父親が鉄筋工だったせいか幼い頃から"建物に関わる仕事"をとても身近に感じていて、また建築業や不動産業の市場で動く金額の大きさも私にとっては魅力的で、大学卒業後はご縁をいただいた不動産会社、株式会社スターツに入社しました。スターツはとにかく活気に満ち溢れ、勢いのある会社でした。私が入社した当時は、人材輩出企業として有名なリクルートを目標にしていて、不動産事業だけではなく、総合情報誌『オズマガジン』の創刊など事業も多岐にわたり、エネルギー湧き上がる社風がとても好きでした。結局8年近く勤めた後に退社を決意しましたが、ビジネスモデルや組織体制が徹底的に仕組化されているところに強みがあり、それこそが永続企業として重要な要素であることを学ばせていただきました。

8年間も勤務された会社をなぜ辞めようと思われたのですか?しかも念願の不動産関連の仕事に就けたというのに。

昔の私は野心の塊のような人間で、早く出世したいという気持ちと事業を大きな成功に導く『スーパースター』になりたいという思いが強く、それが実現するための近道ばかり探していました。今では完全に趣味となってしまっているマラソンを始めたのも、当時のスターツの社長や役員、部長の方々が趣味にされていたということもあって、少しでも共通の話題を作り、大会なども一緒に参加することで顔を憶えて貰おうという下心があったからです。努力の甲斐あって顔と名前を憶えていただき、仕事上で困った事態に陥ると便宜を図っていただけるようにもなりました。一方で、常に数字を上げなければならないというプレッシャーも感じていましたが、程よく自分自身を追い立てる結果にもなり、同期の中でもトントン拍子で昇進していきました。しかし、『今社内にはスーパースターはいらない』という雰囲気に自分自身の目標を失ってしまい、最終的には辞めることを決意したわけです。

会社を辞めて「何かこれをしよう」というお考えはあったのですか?


特にはありませんでした、不動産業界にも未練はありませんでしたし。個人事業主として、まずは健康食品販売事業やダイエット関連商品販売事業などを行っていました。その時代にある環境団体のセミナーに参加する機会があり、そこで自分自身のあるべき姿を考えさせられたのです。世界から見ればとても小さな島国、日本が国内で建物を造っては壊し、造っては壊しを繰り返していること、また日本企業の環境への無配慮な対応などが問題として取り上げられており、自分自身のそれまでの生活や行動を根本から反省するようになって、「いったん経済活動はすべてストップしよう」という結論に達しました。とはいえ、家族も養わなければなりませんから、企業に対しての環境や省エネに関するコンサルティングのようなことを地道に行うようになっていきました。

この環境コンサルティングというものは商売としては全くお金に結びつかないものでした(笑)。日々お金には苦労していましたが、気分だけは非常に前向きで、ひとつの仕事を終える度に「よし、これで日本の森林1箇所救うことができた!」と自分に声をかけ、「地球にとって素晴らしいことを実践している」という自負が私自身を強く支えてくれていました。

また同時期頃、自己啓発セミナーにも頻繁に足を運ぶようになっていました。そのセミナーを通じて自分の内面とも初めて向き合うようになり、「一方的な視点からしか物事を見ることのできない偏った自分」を自覚するようになりました。そんな自分の殻を破らなければ次への道は開けてこないだろうと自分なりに内面トレーニングしたり、専門書を読むようにもなりました。

 
 
 
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