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武蔵塗料株式会社
代表取締役社長
福井修平氏

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 経営者に学ぶ
(1)社員の力を信じ、その力を持って現状を変えようとすれば必ず強い組織になれる

(2)会社の利益は製造工場で働く人たちが生み出している

(3)常にポジションを意識する

 マングローブの事業概要5+1
鬼才異彩
福井修平
福井修平

company data
武蔵塗料株式会社
所 在 地: 東京都豊島区南池袋2丁目30番16号
事業内容:
家電製品、AV・OA機器、携帯電話、パソコン等に使用される合成樹脂塗料の製造及び販売
U R L: http://www.jmpc.co.jp/index.html
 
今回の鬼才異彩は、武蔵塗料株式会社 代表取締役社長 福井修平氏のインタビューをお届けいたします。同社は特殊塗料の専門メーカーであり、携帯電話やAV機器、自動車などに使用される工業用の合成樹脂塗料を100%オーダーメードで製造・販売している研究開発型の企業。創業から50年、現在携帯電話向けの塗料においては国内50%以上のシェアを持ち、その徹底した顧客満足の追求力と最先端技術開発力で積極的に海外展開を図っています。前編では、福井社長が代表に就任されるまでについてお話いただきました。
福井社長は様々なご経験を経て武蔵塗料を継がれたと伺っております。まずは、その辺りの話からお伺いしたいのですが。
この武蔵塗料は私の父が1958年に創業した会社です。家業を継ぐのが当たり前だと思っていた私は、修行のためにと大学卒業後は大阪の塗料メーカーに就職しました。当時は住宅メーカー中心の営業を担当しておりましたが、数年経って家業を継ぐためにいつ戻ろうかと父に相談すると「本当に実力がある人間が組織のリーダーとなるべきで、うちの会社は世襲制じゃないから、お前が会社を継ぐことを気にすることはない。」とあっさり言われてしまいました。それほど仲が良かったわけでもない親子でしたから、その時に初めて父の本心を知りました。
その後どうされたのですか?
家業を継ぐ必要がないと分かった途端、自分の塗料業界にいる意味を感じなくなり、新しい道を模索しようと考えました。急成長中の住宅産業に身を置きたいと考えるようになりましたが、異業界で認めて貰うには“インテリア”に関する専門知識、つまり営業をするにも基礎知識がなければ本当の営業活動が出来ないだろうと。そこで、あるご縁から職業訓練大学で教鞭をとられていた先生、その方は世界的にも有名なインテリアデザイナー・故剣持勇氏の弟でもあり、その先生の下でデッサンからインテリア設計まで徹底的に叩き込んでいただきました。1年間という短い期間ではありましたが、お客さまの考えていることを図に表現して伝えることの重要性を学ばせていただきました。
営業力に加え、デザイン力という強みを身につけられたわけですね。
インテリアデザインの勉強をされた後はどうなさったのですか?
周囲からは、デザイン事務所を立ち上げてみたらどうかというアドバイスをいただいたのですが、自分自身の性格がデザイナー向きではないことはよく分かっていました。どうしようかと考えているうちに、ご縁で某大手インテリア・照明メーカーで働かないかと声をかけていただき、セールスエンジニアとして入社させていただくことになりました。当初は商品開発に従事していましたが、ひょんなことから、社長直轄の宣伝企画室の責任者に抜擢されまして。この展開にはさすがの私も驚かされました。というのも、私にとっては全くの未経験の分野でしたから。「広告宣伝の経験が全くないのですが、大丈夫なのでしょうか・・・」と少し弱気な発言を社長にすると、「福井君、たかだか28、29歳で経験できた仕事なんてそれほど多くないだろう。経験がないからこそ、過去に縛られずに挑戦できると期待して君を抜擢したんだ!」と励まされてしまいました。加えて、私を責任者に選んだのには3つの理由があるというのです。1つ目は、社内外の人と良好な関係を築きあげることができる要素を持っていること。2つ目は、お金の誘惑に負けないタイプだということ。自営業の家庭で育ち、金銭面でそれほど苦労せずに育ってきたと見られていたようです。そして3つ目が、自分の主義主張がしっかりできること。広告宣伝に正解はない。たとえ会社の上層部の指示でもそれを鵜呑みにせず、自分の頭で考え意見できる人間だろうと評価していただいたようです。
 
 
 
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