| 株式会社 和み | |
|---|---|
| 所 在 地: |
東京都中央区日本橋堀留町1-10-19 第一川端ビル6階 |
| 事業内容: |
|
| U R L: | http://www.nagomi-tea.co.jp/nagomi/ |
先週に引き続き、株式会社和み 作山若子代表取締役社長 のインタビューをお届けいたします。後編では、事業の特徴や今後の戦略についてお話を伺いました。
それでは、御社の事業の特徴について教えていただけますか。
ひとつは、日本国内で、コーヒー、紅茶、中国茶、日本茶、ハーブティーという植物由来の飲料を全部ワンストップで束ねているということですね。弊社しかないと思います。もうひとつは、オーガニック、フェアトレードに特化しているということですね。戦略的に集中しているため、他社と違って紅茶だけ、コーヒーだけを扱うのではなく、我々人間が作り出せない栄養素を持っている植物由来の自然飲料をとりまとめているのです。
それらを卸と直販の店舗で展開しているということですね。
そういうことです。もともと卸を中心にやってきました。卸部門は4つのチャネルに分けています。一つ目は流通小売り(百貨店や高級スーパー)、二つ目は通販(テレビ、カタログ、ウェブ)、三つ目は業務用の卸(ホテルや有名外食店の飲料)として卸しています。最後がOEMでさまざまな相手先ブランドにも卸しています。創業から卸をやってきて、おかげさまでテレビやカタログ販売でベストセラーにもなりました。
多くのお客様から「和み」の全製品を買える場所がないという電話や手紙を頂いたのがきっかけで、自社直営のリテールショップを展開し、小売を始めました。百貨店などに行っても、ラインナップとして一部は置いてありますけど全商品はない。そういうお店がないのですかという声が年々多くなって、直営を出そう。出すのなら、私たちならではのサービスもできるお店をということで、銀座4丁目の本店を出したのです。
なるほど。ということは直販のお店のつくりとかサービスも独特のものがあるわけですね。
差別化しています。参入障壁がすごく高いので、たぶん誰もまねができないと思います。大手でもオーガニックに準ずる世界のお茶とフェアトレードのコーヒーをこれだけ多岐にわたって扱えません。それから二つ目は、専門知識を持ったティーコンシェルジュが、お客様に対応しています。三つ目が、ティーセラピーというサービスをつくりその方だけのオリジナルブレンドが作れることです。
コンセプトに共感してくれたお客様に対して、その衣食住すべてを我々は提案したい
お店、直販が6店舗ということですが、今後の計画は?
NATULURE(ナチュルア)という店舗ブランドを確立するために出店していきます。もちろん我々のブランドとターゲットに見合った場所に集中して出そうということです。卸ブランドの「和顔愛語」は、店舗展開したことでさらにいろいろなお客様から卸の依頼が増えました。今年はそれを武器にさらに卸を伸ばそうとも思っています。
今はスタートで飲料に特化していますが、今後、衣食住の分野に拡張していくつもりです。既に無添加スープやオーガニックスパイス・ジャムなど、食の分野にも広げています。「和み」としての第1フェーズは食で健康に役立つメーカーとしてブランドの確立をしようとしています。この第1フェーズができたら次に住環境を整える。あるいは「和み」というコンセプトを理解してくださったお客様に、テーブル・いすなど住環境全般をつくり、販売をしていくなど、どんどん水平展開したいと思います。コンセプトに共感してくれたお客様の人生の身の回り、衣食住すべてを我々は提案したいと思っています。
かなり明確な戦略を描いておられるんですね。そうした計画に向けて、現在の経営課題について教えてください。
私は毎年経営課題を明確に絞り込むようにしていまして、今期の課題が「現場力のアップ」です。前期の課題は「人材の採用」でした。いい人材を採用することと、組織体制の構築。そのために内外に向けて組織を頻繁に変えていましたが、「組織を変えても、ついてきて欲しい。うちにとって一番の組織にするために、変化についてきてもらいたい」と言い続けたのです。体制構築と一人一人の適正なポジションの配置と、それにおける教育に主眼を置いて、教育カリキュラムを見直してはつくり、実行し、また仮説を立てて検証を繰り返してきました。それがいったん着地しましたから、今期は目標に向かって邁進するために、より現場力を上げていきます。事業規模感でいうと今年がホップで来年がステップ、再来年がジャンプだと思っています。
なるほど。採用、体制構築、現場力ときて、来年は何の年になさいますか。
卸部門と小売部門で、それぞれにいったん集中戦略をとろうと思っています。その集中したものでいったん爆発的に推進するのが今年で、そういう意味ではホップ。そこからさらに爆発的に推進したもので分かれてステップ、そしてジャンプという。 このときにはもう組織も体制構築も相当できているでしょう。
最後に、それがブレイクするわけですね。
そうですね。この3年の中で私が組織と人材と体制構築について、「とにかく変化についてきて欲しい。そして会社と同じように、和みの人間も変化して欲しい。それは私も含めて」ということを、常に言い続けています。