(1)横断的に、消費者にとって一番適切な家づくりを真剣に考える
(2)小さい会社の強み=家族的な風土
(3)自分にとっての正義を決めたらそれは絶対曲げない
| ネクスト・アイズ株式会社 | |
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| 所 在 地: |
〒106-0045 東京都港区麻布十番1丁目3-1 アポリアビル5F |
| 事業内容: |
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| U R L: | http://www.nexteyes.co.jp/index.html |
先週に引き続き、ネクスト・アイズ株式会社 代表取締役 小野信一氏のインタビューをお届けいたします。後編では、企業理念と組織風土についてお話いただきました。
小野社長の原点がだんだん見えてきました。そろそろネクストアイズ社という会社自体について、お聞きしていきたいと思います。サイトのサブキャッチは「明日の豊かな住まいと暮らしを提案する」ですね。それから「これからの新しいコンサルティング」というサブタイトルがついています。企業理念への思いを語っていただけますか。
実は、社名に我々の追及すべき姿勢が表現されていると思っています。ネクスト・アイズとは、文字通り「次の視点」という意味です。業界の慣例に挑戦して、何かを変えていこうという気持ちが原点です。うまく変えていくことができたとしても、それはまた慣例になっていき、様々な問題をはらんでいくものだと思います。世の中の変化を敏感にとらえて、常に変革していこうとする気持ちを持った会社であり続けたいと思います。社員達にもそうした姿勢を求めていきたいですね。
「次の視点」素晴らしい社名ですね。次の視点を持った取り組みにはどのようなものがありますか?
50代からのライフプランに合わせた資産運用の提案などは、正に「ネクストアイズ」なサービス展開です。北欧のような社会保障制度が充実していない日本では、定年後は自己責任で自身の暮らしと住まい方を解決していかなければなりません。しかし、一般の人々が、今まで蓄えてきた資産(土地、建物、預貯金、有価証券、生命保険、年金等)をどのように運用すれば、不安のない定年後を楽しく生きることができるか、学ぶ術はありませんでした。ほとんどの方が、漠然と「その時になったら考えればいい」と思っていたはずです。
ところがバブルがはじけ、資産と思っていた土地や建物は大きく目減りし、雇用も収入も不安定で、誰もが不安な時代に突入しました。しかも退職金や年金もあてにできません。ネクスト・アイズは、このような混乱する時代に、不安のない定年後が送れるお手伝いをしたい。ライフプランをベースに問題点を整理して、50代からのこれからの30年間を、いかに豊かで楽しく暮らしていくかを、お客様の不動産・住宅資産について“次の視点”で考え提案していくということも新しいサービスとして考えています。
なるほど。一人ひとりの豊かな住まいと暮らしを提案する、ということが存在意義で、そのために自分たちができることは何か?という考え方をしているわけですね。
中期的にはその通りですね。世の中に問題意識を持って、色々な解決策を発信していく会社になれればうれしいと思っていますので、社員一人ひとりにも是非そうした観点を日頃から持っていてほしいと思っています。長期的な夢は、実は学校を作ることなんです。二つの方向性で学びの場を作りたい。ひとつは、街に文化教室がたくさんありますね。東急やNHKや色々なところでやっている。生け花やお茶やパソコンや英会話などの、習い事や教養の類いは多いのですが、家づくりとか不動産関連について、消費者の立場で学べる場はないんですね。一般的には、一生の中でも最も高価な買い物であって、家づくり→リフォーム→住み替えと様々な局面を経験する可能性が高いのに、専門家任せの人がほとんどだと思います。一通りの基本を学ぶと、日頃の生活上に役立つことも少なくないと思います。
もう一つは、専門家の学ぶ場です。「住宅建築アドバイザー」といった立場の専門家を養成していきたいと思っています。「一人ひとりの豊かな住まいと暮らしを提案する」と言っていただきましたが、そうした「個人の尊重」の理念に立って、役に立てる専門家の養成の場を作りたいのです。
理念と事業ドメインにいい意味でこだわるというのは、事業成功のひとつの大きなポイントですし、社員が自分の会社の事業に誇りを持って取り組むことに繋がっていきますよね。
そうですね。やはり将来に渡って、社会に大きく貢献できていて、街を歩くと自分たちの仕事が身近に感じられて、自慢できる仕事を続けていきたいですよね。まだまだこれからというところで、もちろん、そうなり切れてはいないのですが、自分を信頼して一緒にこの夢を追いかけたいという人にもっともっと集まってもらいたいと思っています。そういう人に一人でも多く集まってもらえれば、自分がいなくなる時がきても会社は明日に向かって生き続けます。そういう価値のある会社にしたいですし、仲間に集まってほしい。それが経営の醍醐味のひとつだと思っています。この頃社員達に言っているんです。「自分が一緒に夢を共有できる人を一人ずつ連れてきてほしい」と。ビジネスの形も見えてきつつある中で、ここから一年は将来の核となる人材に集まってもらう時期と考えています。
小さい会社の強み=家族的な風土
そのためには、事業を磨いていくことももちろんですが、会社づくり、組織風土づくりも重要になってきますね。
そうなんですよね。そのあたりは是非、今野社長にご指導いただきたいところなんですが(笑)。将来大きくできた時にはわかりませんが、土台づくりの今の時期は、家族的な風土のままでやっていきたいと思っています。甘えの体質であってはいけないのですが、そういう意味ではなく、同じ志を持って集まり、家族よりも長い時間を過ごす仲間ならではの組織運営というものもあるだろうと。小さいからできることは強力にやっていきたい。小さい会社の強みを最大限に生かしたいという考えです。一つは、隠し事を作らないということですね。極限まで情報共有を進めていきたいと思います。2月決算で、そろそろ決算書を出す時期ですが、取締役会で確認した後は、新入社員に至るまですべてオープンにしていきます。二つ目は、語り合う文化を大事にしていきたいですね。ネクスト・アイズという社名には「次の視点」という意味があるというお話をしましたが、社員一人ひとりの視点で見出した新しい発想や気づきを、独り占めせずに共有する。そして、語り合うことを通じて自分の考えに肉付けし、豊かなアイデアに磨いていく。仕事というのはそのようにして一人でやる時の何倍にも価値を上げていくものだと思います。