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音楽のある日々
101201 似内康典特別寄稿③「アリソン・クラウス」
前々回「似内康典特別寄稿①:ビューティフル・ラヴ」
前回「似内康典特別寄稿②:マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ」
もぜひ読んでもらえるとうれしいね。
さて、ここから「似内康典特別寄稿③:アリソン・クラウス」のはじまり、はじまり
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【似内康典特別寄稿③:アリソン・クラウス】
さて、「アリソン・クラウス」です。

NHK BSでレッド・ツェッペリンのロバート・プラントとのコラボレーションといいますか、ライブが放送され少し話題になりました。
それはともかく、私が彼女を知るきっかけとなったのは、2006年2月ロサンジェルス コンベンション・センターで開催された、ジェームス・テイラー・トリビュート・コンサートでの「思い出のキャロライナ」、2007年5月ワシントン・ワーナー劇場で開催された、ポール・サイモンの第一回ジョージ・ガーシュイン賞受賞記念コンサートでの「ボクサー」、「グレイスランド」を歌ったDVDを相次いで見たことが始まりです。
この二つのDVDは、ジェームス・テイラー、ポール・サイモンの曲を各ゲストが歌うもので、アリソン・クラウスもその一人として歌っています。
アリソン・クラウス以外のゲストとしては、ジェームス・テイラーの方はボニー・レイット、ジャクソン・ブラウン、スティング、ブルース・スプリングスティーン等々、ポール・サイモンではスティービー・ワンダー、ディクシー・ハミングバーズ、ジェームス・テイラー等々、一流のゲストです。
それからが大変です。ヤフー、グーグルでの検索の日々が続き、やっとアリソン・クラウスの「ア・ハンドレッド・マイルズ・オア・モア」にたどり着きました。
これは、CDとDVDで発売されていますが、収録曲が異なっています。
DVDはナッシュビルでのスタジオ・ライブの様子を収録したものです。
あのギターの名手「トニー・ライス」も参加しています。
私も忘れていました。「ドク・ワトソン」、「トニー・ライス」と、マーチンを語る上では欠かせないブルーグラス、フラット・ピッキングの名手であり、30年ぶりに甦りました。

DVDを見て驚きました。アコースティックは外付けマイクで音をひろい、ジェリー・ダグラスのドブロもノイマンのマイク2本で録音しています。そして、メンバー全員が円になり、互いの演奏を聴きながらのレコーディングです。カーペットが敷かれ、ランプシェードの光がスタジオを軟らかく包んでいます。電気はテレキャスのみという録音です。
非常にアナログ的ですが、目からうろこです。演奏テクニック、アコースティックの音、そして録音はかなり高度です。
戦前のマーチンでしょうか、ボディがボロボロのD-28がこの音です。
トニー・ライスのピッキングに惚れ惚れしてしまいます。完璧という言葉はあまりにありきたりですが、百聞は一見にしかずとしか言いようがありません。
アリソン・クラウスはいつかコンサートがあるならば見てみたい優先順位第1位のアーチストです。
本当に久しぶりにサプライズしたアーチストです。
フィドル(ヴァイオリン)の演奏よりも、ボーカルです。その声です。

長い間音楽を聴いていますが、アリソン・クラウスには出会いを感じます。こんな感覚、気持ちになったのは何度もくりかえしますが、本当に久しぶりです。
倉庫に長く眠っていたワインを何の気なしに飲んでみる。芳醇かつ豊穣な味わい、香り、品の良さ、そして揺るぐことの無い自立と奥行きを見つけてしまった、そんな思いが聴くたびにあります。アリソン・クラウスと私自身に乾杯です。
世の中、私の知らない世界がまだまだあります。
今、アリソン・クラスウのCDを手に入れようとすると、輸入盤を買うしかありません。サウンドはアコースティック中心で、演奏、歌、レコーディングは完璧。ただし、歌詞が理解出来ません。歌詞カードが付いていれば辞書で調べられますが、輸入盤には付いていません。何を歌っているのか、もう少し歌詞の情報がほしいものです。
過去に何枚か日本でもCDが発売されたようですが、今は手に入りません。カントリーといいますか、ブルーグラスは日本では人気がないのでこんな状況なのでしょうか。
彼女の歌を聴くと確かにルーツはブルーグラス、カントリーと思います。しかしながらそのくくりではもう考えることは出来ません。珠玉のボーカリストの一人に加えざるをえません。
マイ・フェイバリット・シンガーです。
とにかく、全アルバムを今は収集中です。
また、アリソン・クラウスは他アーチストとのコラボも多く、そちらも興味が尽きません。
例えば、ヨー・ヨー・マとの競演もその一つです。
今持っているCDでベスト盤を作成しました。一時間、時間をいただきます。この音楽に集中願います。心洗われるミュージックがここにあります。

< アリソン・クラウス・ベスト >
1. 思い出のキャロライナ / withジェリー・ダグラス
2. ザ・ボクサー / with ショーン・コルヴィン、ジェリー・ダグラス
3. レット・ミー・タッチ・ユー・フォー・アホール
4. ザ・ラッキー・ワン
5. チョクトー・ヘイライド
6. クレイジー・フェイス
7. ユー・アー・ジャスト・ア・カントリー・ボウイ
8. シンブル・ラブ
9. ソーイング・オン・ザ・ストリングス
10. ウイスキー・ララバイ / with ブラッド・ベイズリー
11. ゲット・ミー・スルー・ディセンバー
12. シャドウズ
13. 〃 / トニー・ライス
14. 〃 / ゴードン・ライトフット
ジェームス・テイラーも名ボーカリストですが、アリソン・クラウスはカバーと思えない歌ではありませんか。只者ではない・・・サムシングがあります。
ボクサーはシンガー・ソングライターのショーン・コルヴィンとの競演です。コルヴィンはたぶんカスタム・メイドのトリプル・オーのモデルを持っていました。000-28タイプにみえました。虎目の非常にきれいなボディです。ヘッドはスリーピースに見えます。
ハーモニーが決まっています。間奏のフィドルはもちろんアリソン・クラウスです。
ちなみに「思い出のキャロライナ」「ボクサー」ともバック・バンドのメンバーはちがいますが、ドラムだけは共通で「スティーブ・ガット」です・・・。
さあ、ここからがアリソン・クラウスです。バックの主なメンバーはジェリー・ダクラス(ドブロ)、ダン・ティミンスキー(ギター、マンドリン)、ロン・ブロック(ギター・バンジョー、テレキャス)、バリー・ベイルズ(ベース)のユニオン・ステーションです。
これにキーボード、ドラム、時にエレキ・ベースの演奏者が入ります。
「ソーイング・オン・ザ・ストリングス」ではトニー・ライスの見事なフラット・ピッキングを聴くことが出来ます。また、「シャドウズ」ですが、オリジナルはゴードン・ライトフットです。その後、トニー・ライスがカバーし、再度アリソン・クラウスがカバーしたバージョンです。ここでもトニー・ライスがギターを弾いています。
ボーカル、アコースティック・ギター、ドブロ、マンドリン、ウッド・ベース、フィドルとお楽しみ下さい。ブルーグラスを越えた世界がここにはあります。
過日、とある土曜日。時間は午前10時。カツシ君が我が家にコーヒーを飲みに来ました。その場で何の情報もなくアリソン・クラウスのDVDをトレイに乗せました。
「スゴイ、ウマイ、ウマイ、スゴイ」の繰返しです。
「これだよ、これ」意味不明な言葉を発しながら、朝から盛り上がりました。
ハードボイルド的に言うならば・・・、
「これは、いい。本物だ」とカツシ君が言った。
私もこの言葉に深くうなずいた。
音は残響となり消えていった。
音は消えてしまったが、心に深く刻まれたものがあった。
いつの時代でも歌を歌う人はいるが、歌える人は少ない。
つたない経験からいえば、見えるものの半分は疑うべきだ。
そして、聞こえてくる半分は余計なことだ。
我々はそれを見極める目と耳を磨かなければならない。
間違いなくこれは本物だ。
互いが合意する事はめずらしい。
信じることができるものの一つにこれを加えた。
こんな日も時にあることを私は知った。
実はこの頃、似内康典氏から送っていただいた「アリソン・クラウスのベスト」を毎日聴いてるんだ。
愛用のBlackBerry に取り込んで、いつでも聴くことができるようにしてるんだ。
実は、この「アリソン・クラウス」は、僕にとってはまったくのノーマーク、守備範囲外で、解説するすべがなくて・・・。
ただただ、味わうのみ・・。何度も何度も聴いて、味わう。ひたすら味わう。
この3枚のCDを「一人で味わうのは、実にもったいない」という一心で、特別プレゼント中だよ。
第2回までに応募いただいてお送りした皆さんから、うれしい感想が到着。
「アリソン・クラウスは知りませんでした。とてもいいです。毎日聴いてます。カバー曲が彼女の歌で生まれ変わったようになり独特の世界ですね」
「いつも記事で拝見していて、うらやましいと思っていましたが、似内さんのCDが手に入りうれしく思ってます。すごくいいです。永久保存版にします」
本年12月20日(月)を締め切りに、この似内康典スペシャルの手作りCDと同じものを3枚セットでプレゼント。
今野誠一に送ってきてくれたCDと同じものを聴きながら、似内康典節を読み直してみてね。
応募方法は、この記事の下にある「ご意見ご感想をお待ちしています」フォームを使ってご応募を。
氏名 メールアドレス 送付先住所 電話番号 今野誠一へのメッセージ
を記載の上送信してね。漏れなく全員にプレゼント。
「2010年12月20日が締め切り」なので、くれぐれもよろしく。
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