繋ぐ:ビジネスマッチング
 岡崎社長のインタビューを読む
   株式会社コラボレット
   http://www.collabolet.com


 山崎社長のインタビューを読む
   サイバーナビ株式会社
   http://www.atengineer.com



第6回対談
 日本プランニングスタッフ株式会社
              小林隆社長
 株式会社メイプルリビングサービス社
              加藤照美社長
第5回対談
 株式会社インディソフトウェア
              野津幸治社長
 Xarts株式会社
              和田昌之社長
第4回対談
 株式会社コラボレット
              岡崎真社長
 サイバーナビ株式会社
              山崎慎也社長
第3回対談
 東京メトロポリタン税理士法人
              北岡修一代表
 武蔵野労務行政事務所
              猶木貴彦代表
第2回対談
 株式会社神原 神原令子社長
 株式会社リベント 三上力央社長

第1回対談
 株式会社ユニックス 水島達也会長
 ベレックス株式会社 八藤浩志社長
             
 
  第4回A 「企業をプロデュースする経営者を繋ぐ」
株式会社コラボレット 岡崎真社長 × サイバーナビ株式会社 山崎慎也社長
岡崎社長  御社で働いている学生は仕事へのやりがいを十分に感じられているでしょうね。

山崎社長  そうだと嬉しいのですが。学生がプロジェクトを進めるなかでは様々な問題にもぶつかります。その場合、できるだけ学生自身で問題解決方法を考えさせるようにしています。例えば、もっと仲間が必要となった場合などでも、できるだけ自分たちの言葉で発信させるように心がけています。学生が学生に語る。そうすれば、彼らの熱意や本気度が伝わり、賛同してくれる素晴らしい仲間が自然と集まってくる。そして全員で力を合わせれば、夢は叶うものだということを実体験として持たせ てあげられたら本望ですね。

もちろん、プロジェクトを進めていく過程で色々と思い悩むこともあるでしょうね。でも、この環境を楽しんでもらえたら嬉しいですね。私は道なき道をつくるんだと若い頃から思っていましたが、仕事人としての必要なスキルやノウハウを自分のなかに蓄積するのに経験を積み、37歳のときにようやく独立したわけです。独立時期が遅かったと後悔しているわけではありませんが、若かりし頃に事業に関われるチャンスがあればよかったのにと思ったことを単純にかたちにしただけです。

学生の存在が身近になったために、以前に比べると学生と触れる機会がぐっと増えました。そのなかで、特に驚いたのは、社会的に意義のあることを成し遂げたいと言う学生が意外に多いこと。昔よりハングリー精神のある子が少なくなったと悲観する声を耳にしますが、物が豊富な時代に生まれ育ったというのが要因だとすれば、彼らに責任は全くないことですよね。その代わりと言うと語弊があるかもしれないけど、「社会貢献したい」とか「人の役に立つ仕事をしたい」という強い思いを持っている。そのような若い人たちの行動意欲に火をつけるのが、私の役目だろうと勝手に感じています。

これはちょっとした自慢ですが、うちで働いている学生は皆イキイキしています。私が最も気にかけているのは「目がキラキラしているかどうか」ということ。スタッフがキラキラと目を輝かせて仕事ができる環境をいかに整えるのかが、社長である私の重要な仕事であると感じています。そのためには私の目も輝いていないと駄目でしょうしね。名付けて「キラキラネットワークづくり」。キラキラが連鎖反応で拡大していき、これからの日本をリードする人材に育ってくれたら嬉しいですね。

岡崎社長  山崎社長のお話を聞いていると、私も胸が熱くってきましたね。特に、目先の金儲けのために働くのではなく、社会を良くするために行動したいと考える学生がそんなにいるとは。私の専門分野であるマーケティングと山崎社長の考えるキラキラネットワークづくりのコラボレーションで、何か面白いことができないですかね・・・。アイディアが湧いてきまして、なんかとてもワクワクしてきました。

まだまだ色々なお話をお伺いしたいところですが、そろそろ終了の時間がやってまいりました。
今後についてどのように考えておられますか?


岡崎社長  先ほどの山崎社長のお話にあった、「社会に役立つ仕事がしたい」という学生の思いにもつながりますが、人々の意識に大きな変化を感じます。過去20年間は、テクニック重視の時代だった気がします。どのように稼いで、リッチな生活するんだとか。目に見えるものがすべてという意識が強かった。少しまた流れが変わり、物事の本質を大事にするような、古きよきものを復活させようという動きも感じられるようになってきました。外見や器、形式にとらわれることなく、価値あるものを世の中に提供し続けていきたい、またその行動を通じて誰かを幸せにできたら本望です。

山崎社長  「人を幸せにする」という響きがとてもいいですね。ものづくりにかける方々の情熱やアイディアたるや本当に素晴らしく、私は心から尊敬しています。でも、黙々とものづくりを続けてこられた方々はちょっと不器用な人間で、言葉で表現することが苦手だったりします。だからこそ、誰にも負けない情熱をものづくりにぶつける。周囲には頑固者だと言われ、ひたすら信念を貫くために黙々とものを作り続ける人が必ずいて、会社を支えているのです。

私は、すべてのエンジニアや職人の『プロジェクトX』的な、ものづくりにかける思いや挑戦を見せられるような仕組みをつくりたいという夢があります。テレビ放映された『プロジェクトX』は、番組構成上多少誇張されている部分はあるのかもしれませんが、ものづくりに掛ける人々の壮大な物語に感動で心が震えました。

岡崎社長  『プロジェクトX』に登場された方以外にも、ものづくりに命を燃やしている方々は大勢いるんでしょうね。どんな製品や技術でも、生み出す過程では何年何十年とかけた歴史が当然存在しますし、完成までに関わった人たちのドラマが存在しているはずです。すべての人々やすべての会社にそれぞれの物語がある。

でも、その歴史や数々のドラマを発表する場がない。製品が広く知られれば、そこに携わった人たちの物語が注目されますが、そうじゃないところの方が多いのではないでしょうか。なかには、ある地方の小さな町工場で技術がそんなに秀でていなくても、「あそこは必ずこの値段でやってくれるから」と地元ではとても頼られる会社だったりもします。それも存在価値だと私は思いますね。全国的に認知されていることだけが存在価値ではないはずです。

山崎 社長  全くその通りです。ものづくり企業と言っても、世間に評価される技術にだけ焦点を当てると極一部の企業しか注目されなくなってしまいます。唯一の技術のある企業は周囲に伝えれば伝えるほど広い世界に認められますけど、実はそうじゃないところの方が多いのです。世界で通用するものづくりをしている人だけが、人間として生きてきた価値なのかといったら、そうじゃない。一生懸命生きているのは皆同じだと思うのです。

先ほども言いましたが、ものづくりに命を掛けている人たちは口下手で人に伝えられないわけですよ。地方にある、それはとてもキレイとは言えない工場で一生懸命黙々と作り続けている。儲けがあるかというとそれほどない。そんな親の姿を子どもたちが見れば、コツコツとものづくりをしていることに存在価値が見出せず、親への尊敬の念もなくなるかもしれない。だから、誰かが代わって存在価値を伝える場があってもいいじゃないかと思うわけです。

岡崎社長  山崎社長はそんなことを考えていらっしゃったんですか、感動しますね。是非その夢の実現してください。その過程で私も何かお手伝いさせてください。

良いものとされる定義は時代によっても違いますし、高度な技術を持っていなくても価値があるから永続している。例えば、顧客満足度を上げるということもあるし、技術力はそれほど高くなくとも、お客様との接点を増やして、その人のために対していろいろ尽くすってことも大事なことでもありますしね。

山崎社長  そうですよね。世の中には数多くの企業があって精一杯頑張っています。どんなに小規模な組織でも皆一生懸命働いて、生きているわけですよ。少なくとも社員や家族、社員の家族に対して、存在価値とどんな思いでみんなが作り続けているかと代弁する場所を作れば、皆が幸せ感を得られるんじゃないかと強く信じているのです。

岡崎社長  要は、一人ひとりに光を当てるってことですね。資金繰りが大変でもう苦しい、苦しいと言っている中でも、光を当てることによって、その方が今日を築くまで、どのようなことに苦労し、どのように乗り越えてきたのかが周囲に伝わる。そうすれば、その方はきっと報われるでしょうし、その方の生き様が知られることで、また啓発されていくような好循環がうまれていく。とても素敵な夢ですね。そのサイクルがどんどん発展し、幸せで満ち溢れ、さらに幸せネットワークで大きくなっていったら嬉しいですよね。

本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
マングローブ主催の経営者セミナーにお越しいただいたのがきっかけで意気投合、その後も何回かお会いされているとのこと。全く業界も事業も異なるお二人ですが、いつか必ずコラボレーションで日本を元気にしていかれると楽しみにしています。
岡崎社長、山崎社長、本日は楽しいお話をありがとうございました。

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